コラム

受注生産型コラム

【第2回】
潜在意識の壁①

今回は利益を出し続けているメーカがパッケージシステム以外にも取り組まれている改革の1つ目として、ベタなテーマに聞こえるかもしれませんが、「意識改革」を取り上げたいと思います。
これまで身体に沁み付いたものを変える、私自身もご多分に漏れずで、手ごわいテーマです。

まず、前回述べた、個別受注メーカの山積み課題に対する以下3つの集約要因。

  1. 個人ノウハウ依存で、整備されたルールがない
  2. 情報の共有化も蓄積も、さらに活かせる仕組みもない
  3. 計画がない、またあっても、信憑性がない

この「・・・ない」をさらに深くヒアリングを進めていくと、これまでの経験や記憶で沁み付いた潜在意識が見えてきます。

1. 個人ノウハウ依存で、整備されたルールがない

これについては、結局、依存する側もされる側も、また業務も「これまでのやり方を変えたくない、変えることに抵抗がある」という意識にたどり着いてしまいます。さらに深掘りを進めれば、結局は「居心地が良いから」ということになってしまうのでしょう。

前回でも述べたように、長期的に見れば個人依存は組織や会社にとっては、大きなリスクとなります。システムを更改する機会と同時に検討しなければならないのが、業務フローや業務マニュアルの作成です。その時は個人に依存しなくても業務が回る方法、業務の標準化を検討すべきです。人はいつか去っていきます。その人に仕事をつけるのではなく、仕組み化(システム)された仕事に人をつける。その仕組みをブラッシュアップしていけば、自ずとそこについた作業者の業務も効率アップされるはずです。

「システムというものは、運用開始から本当の構築が始まる」という言葉を昔何かの文献で読んだ記憶があります。その構築が意味するものは、システムのことだったとは思いますが、それ以上に意味するものは、業務や体制の構築だったのかも知れません。

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次回は「2. 情報の共有化も蓄積も、さらに活かせる仕組みもない」について、考えていきたいと思います。