紙の帳票や作業指示書の非効率性を改善したい リードタイム短縮を実現した業務改革方法
N社で運用している生産管理システムは、導入して20年以上経ち、保守契約がすでに切れていました。 生産管理システムのリプレイスを機に、ITを活用した業務改革に取り組むことになりました。
N社では受注が増え管理が行き届かなくなってきていました。当初、既存システムのベンダーが取り扱っているパッケージシステムにリプレイスする方向で検討を進めていましたが、既存システムベンダーから現行課題に対する具体的な解決策(ソリューション)の提案が少なかったため、検討は遅々として進みませんでした。
現行業務では、帳票のほとんどが紙で管理されており、データの二重入力や二重管理されているものが多数存在しました。システム選定を担当していた管理部門のA氏はシステムのリプレイスにより、このような非効率な作業やムダを改善したいと考えていました。一方で、20年以上使い続けてきたシステムを切り替えることで運用の混乱やデータ移行で問題が生じるのではないかという懸念もありました。
N社では作業指示書をExcelで作成し、プリントアウトされたものを回覧していましたが、各部署の担当者が変更箇所を手書きで追記していくため、データで残らないことが問題となっていました。
「同様の案件を繰り返し取り扱うことになっても、データとして蓄積されていないので参考にすることができず、毎回同じフローで、同じ確認作業が発生し、無駄なリードタイムがかかっていました」(A氏)
現行業務を見直し、適切なシステムを選定して改善できた理由
既存システムベンダーとのやりとりに疲弊したA氏は、情報収集目的で訪れた展示会のNTTデータ関西ブースで「BIZXIM製番」について担当者から説明を聞きました。その中で、打てば響くような的確な受け答えに頼もしさを感じ、後日詳しく話を聞くことにしました。そしてシステム導入の前段階にあたる現行業務の課題の洗い出しから、最適なシステム導入までサポートしてくれる「IT構想策定サービス」に興味を持ち、NTTデータ関西に依頼を決めました。
NTTデータ関西は、これまで個別受注生産の製造業に特化したソリューションを提供し続けてきた中で蓄積した知見やノウハウを惜しみなく提供してくれました。N社の業務についても深く理解し、一緒に現行業務を徹底的に整理し、改革に取り組みました。その結果、N社に最適なシステム環境を構築し、業務の平準化の実現に至ったのです。
導入当初はSEが常駐し細やかにサポートしてくれたので、スムーズに運用を開始することができました。二重入力も二重管理もなくなり作業のムダが解消されたN社では、受注が増え続けているにもかかわらず、以前と同じスピードで納品できています。作業指示書もシステム上で管理されるようになったことで、情報がしっかりと蓄積され引き継がれていきます。これを活用することにより、リピート性の高い案件の対応スピードが格段にあがり、リードタイムの大幅な短縮につながりました。
「各部署の担当者個人の業務だけでなく、全体の業務が見える化されました。現場が原価を把握できるようになったことで、現場の意識が高くなったと実感しています」(A氏)
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