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受注生産向け生産管理システム 「Biz∫SCAW製番管理システム」の導入事例

| 会社名 | フシマン株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 従業員数 | 129名(平成28年8月1日現在) |
1902年に藤島由太郎氏がバルブ製造のため個人経営の工場を開業以来、115年にわたりバルブ一筋の「フシマン株式会社」。東京に本社を、福島に工場を持ち、各種の流体を管理・制御して常にベストなコンディションに保ち続けるバルブを製造している。
素材ひとつにもノウハウが活かされた自社開発の製品は、20世紀の産業発展にも大きく寄与。まさに、”日本のバルブ工業の歴史そのもの”と言われる企業だ。
21世紀、バルブ専門メーカーとして、同社の技術にかかる期待はますます大きくなり、官公庁、オフィス、マンションなどの高層ビルや、製鉄、石油精製など各種プラント、空港施設、遊園地、レジャースポット等でフシマンの技術が活かされている。
以前は部品切れの不安から、”多め”に在庫する傾向にあった。システム導入後は、受注から製造、会計までシステムを一元化したことにより、必要な部品の在庫数をより正確に把握できるようになった。
以前は財務会計システムを別システムで管理していたので、営業担当が入金確認を行うことができなかった。「Biz∫SCAW製番管理システム」導入後は、営業担当が売掛金の残高などをすぐに確認できるようになり、また財務担当は、これまで営業担当だけが知っていた顧客事情を把握できるようになった。
製番ごとに製造の進捗モニタリングが可能に。遅れがないかなどをリアルタイムに把握できるようになった。作業者の配置などの対策が打てるので、生産性向上に役立っている。
それまで部署ごとに独自のルールで業務を行っており、担当者だけが把握している事情”ブラックボックス”が存在していた。また、紙の伝票でやりとりしていた業務もシステム化することで、情報の流れがクリアになった。
業務部長
清水 俊幸 氏
営業部 第五営業グループ
岡田 伸雄 氏
製造部長
髙島 秋生 氏
製造部 生技グループ
泉 美幸 氏
製造部 生技グループ
助川 順哉 氏
岡田氏:弊社は歴史の長い会社です。長く仕事を続ける中で、よくも悪くも独自のルールがたくさんできていました。「昔はこうだった」というような。こうした独自ルールは、”イレギュラーなことにも柔軟に対応できる”など、もちろんメリットも多いのですが、業務の担当者だけが知っている事情、いわゆるブラックボックスが多いことは会社全体としては良くないことです。部分的な改善ではなく、会社全体としての業務改善が必要だと感じていました。
清水氏:私は財務を担当しています。「Biz∫SCAW製番管理システム」導入以前は、製造管理と会計は別システムを使っていましたので、営業・製造・会計がぶつ切りになっていました。そのため、営業担当は自身が受注した案件の入金状況を知ることはできませんでした。また、逆に営業担当だけが知っている顧客事情を私たちが把握することもできていませんでした。
髙島氏:正直に言うと、現状のままでいいんじゃないか、と思っていました。スタートは、トップダウンでした。でも、システムの保守コストの話なども聞いていましたので、仕方がないのかな、という感覚でした。
岡田氏:以前のシステムがちょうど保守更新のタイミングに来ていて、継続するにしても費用がかかる。であれば、このタイミングで入れ替えを検討しようと思いました。
髙島氏:NTTデータフロンティアやNTTデータ関西※のSEは、私たちの業務をよく理解してくれていましたね。当初のヒアリングだけでなく、構築や導入時も現場にも入ってコミュニケーションを取ってくれました。かなり無理なお願いもしたと思いますが、本当によく対応してくれました。
現場もスムーズに移行対応できたと思います。
※本プロジェクトは、NTTデータフロンティアとNTTデータ関西の共同プロジェクトです。
泉氏:できること、できないことの説明もわかりやすく、業務に合わせた調整も気持ちよく対応いただけました。スケジュールの管理もきっちりしていて、「いついつまでにこれを決めてください」など、プッシュされることも多かったのですが(笑)。それもプロジェクトを進めるために必要なこと。仕切っていただいて本当に助かりました。
岡田氏:担当のSEたちは”頑固”でしたね(笑)。パッケージに自信を持っているんだろうな、というのが本当によく伝わりました。こちらからの要望に対して、なんでも「はいはい」と言われると「大丈夫かな?」と不安になるものですが、安易に対応するのではなく、状況を理解した上できちんと”ベストな提案”をしてくれる。とても安心できました。
清水氏:以前使用していた会計データの引き継ぎもスムーズにできましたし、混乱なく移行できました。それまで曖昧なまま放置していた情報を「Biz∫SCAW製番管理システム」に移行するにあたりクリアにしていくのが大変でしたが、その分、今はグレーな部分がなくなりクリアになりました。
岡田氏:工場を見ていただくとわかるのですが、在庫はかなり減っているはずです。現場としては部品切れの不安から、どうしても”多め”に在庫を持ちたいという心理が働きます。今は、生産の予測ができますので、必要以上の在庫を保つ必要がない。在庫が減ると資金の回転がよくなるという効果があります。
また、「Biz∫SCAW製番管理システム」はデータベースを公開しているので、ACCESS等を使ってオリジナルでデータ分析ができたり、出力しやすいのも便利ですね。
髙島氏:在庫の話で言いますと、丸棒材の管理方法が、以前は物によって、長さや重量にばらつきがありました。そして、それがシステムからは分からない状態だったので、重さで管理しているものに、長さで入力してしまうというような混乱が度々起きていました。システム変更にあたって、すべて”長さ”に統一。棚卸しはずいぶん楽になりましたね。
泉氏:年度末の棚卸し入力にかかる工数が大幅に減りました。今までは4人で3~4時間かけて手入力していたのですが、「Biz∫SCAW製番管理システム」にしてからはCSVデータのインポートができるようになったので、1人で10分かからないくらいに減りました。工数が減ったのと同時に間違いもなくなったので助かっています。
助川氏:細かいことですが、BOMの作成で品番などがコピー&ペーストできるようになったのは嬉しいポイントです。入力桁数が多いと面倒な作業でしたし、打ち間違いも防げるようになりました。
清水氏:会計面で言いますと、「Biz∫SCAW製番管理システム」にしたことで、融通が効かなくなったというのはありますね。これまでは端数が出ていたら「まぁ、手数料なんだろうな」と曖昧なままにしていた部分がありますが、今はそうはいかない。ひとつひとつ確認してクリアにしています。ブラックボックス化できないので、営業も財務も緊張感を持って管理するようになりました。
また、これまでは、営業、製造、会計が別々で動いていました。例えば、未入金などが発生すると、財務担当が営業担当に状況をヒアリングして…、ということを一件一件行っていたんですが、今は営業担当が、受注した案件を入金されたところまで確認できます。今まで把握できていなかった数字が”見える化”されたので、今のやり方が本来の姿なんだろうと思います。それができるようになったのは大きいですね。

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