IoTone®(アイオートーン) | ソリューション | 株式会社NTTデータ関西

雑音を抑制、困難な環境下での異音検出を可能にする

IoTone

異音検知ソリューション「アイオートーン」

異音検知ソリューション「IoTone®」とは

異音の検知業務を自動化

NTT研究所で長年に渡り蓄積された音響技術と、AI技術を組み合わせたシステムにより、これまで人手に頼ってきた異音の検知業務を自動化

NTT研究所の音響解析に関する特許技術を適用

新たなメンテナンス手段を
ご提供

デジタル音響信号処理による騒音抑圧機能を有しており、様々な環境での利用が可能。音情報を活用した新たなメンテナンス手段を提供

柔軟性の高いトータルサポートの実現

個々のお客様の課題のヒアリングを通して、ご要望に応じた機能・構成の選定など、実装から運用まで柔軟性の高いトータルサポートが可能。音響学に関する学位(博士)を有する専門のスタッフがコンサルタントを含む支援を実施

製造現場の生産設備をはじめ、鉄道の車両など、多岐にわたる「設備」からは、正常な状態時に稼働音が発生していて、異常時に、その稼働音に変化の兆候があらわれることがあります。

ただ、一般的には、誰でも音で聞き分けられる訳ではなく、他の稼働音をはじめとする周辺騒音により、人による聞きわけができない、たとえ人で聞きわけることができても、経験と勘に頼ってしまい、属人化してしまっていることが多い状況です。もしくは、誰でも聞きわけられる音であっても、検知作業にて、人による負荷がかかっていることが多い状況です。

「IoTone®」は、正常な稼働音を、NTT研究所の音声特許技術を用いて、周辺の雑音を抑制し、さらにAI解析における特徴量をより抽出しやすくすることで、人の聞きわけを代替し、自動検知することができるAIシステムです。以下の課題などについて、幅広く柔軟に実現をすることが可能です。
他の異音検知ソリューションでの実現が困難となった状況でも、一度ご相談ください。

検知までのステップ

  1. 1. 現地調査・検証

    音響の専門家が参画して、現地にて調査と検証を行います。
    お客様ご自身で初期検証いただく安価な簡易パッケージもご用意。ご予算策定などでお困りの際はご相談ください。

    音響専門家参画
  2. 2. 正常な稼働音を収集

    マイクを使用して、機器・車両などの検知対象物から正常な稼働音を収集します。

    適したマイクを選定可能です。

    機器・車両など検知対象物
  3. 3. 専門家による音響解析前処理

    専門家による音響解析前処理を行います。

    周辺の雑音を抑圧(騒音抑圧技術)

    遠方騒音源を抑圧する信号処理技術を開発
    長年蓄積したマイク技術知見を応用

    雑音を排除
    困難だった検知対象音の抽出が可能
    特徴量を自動抽出(音響特徴量自動設計技術)

    DNN(ディープニューラルネットワーク)をAIシステムの特徴量抽出関数として利用
    正常音との差分解析において、最も有効な音の特徴を自動で抽出

    異常音の収集が不要
    未知の異常に対応可能
  4. 4. AI学習(異常度計算)

    AIを使用して、異常度を計算します。正常な音との乖離を異常度スコアとし、数値化します。

  5. 5. 閾値の設定

    お客様の業務知見と音響専門家知見から総評し、閾値の設定を行います。

  6. 6. 検知

    予兆検知・故障検知・異常検知が可能となります。

課題・ニーズ

事故の予防

重大な故障の発生の予兆を捉えて予防したい

品質管理

製造品の品質検査を
自動化したい

属人化の排除

属人化メンテナンス業務を
平準化したい

状態監視・予兆保全・検品自動化の実現

適応事例

モーター、コンプレッサー等の機械設備・設備部品の故障予兆検知
出力が低下するタイミングで異常な音を自動検知。緊急のメンテナンスを実施して完全停止を予防
出力が低下するタイミングで異常な音を自動検知。緊急のメンテナンスを実施して完全停止を予防
製品の出荷前検査による異音検知
製品不良に起因した異音の特徴を強調する、周波数スペクトル解析処理を実施。人手では聞き分けが困難な不良品の音も、高い精度での自動検知を実現
製品不良に起因した異音の特徴を強調する、周波数スペクトル解析処理を実施。人手では聞き分けが困難な不良品の音も、高い精度での自動検知を実現
車両の台車異常検知
AIを活用したスペクトログラム解析により、走行中の列車の音に異音が混在していることを自動で検知。走行音をリアルタイムで解析し、安全運行を支援
AIを活用したスペクトログラム解析により、走行中の列車の音に異音が混在していることを自動で検知。走行音をリアルタイムで解析し、安全運行を支援
車両メンテナンス品質向上に向けた
異音分類化
走行音中の異音を特定するために、異音以外の雑音を除去し異音の特徴を強調。異音の特徴を抽出し、不具合部位、発生条件などを分類することで車両整備を効率化
走行音中の異音を特定するために、異音以外の雑音を除去し異音の特徴を強調。異音の特徴を抽出し、不具合部位、発生条件などを分類することで車両整備を効率化

上記以外、課題・ニーズに応じて対応が可能。お気軽にお問合せください。

システム構成

システム構成のイメージ図

取組事例

西日本旅客鉄道株式会社様

列車の走行音から台車異常を検知するシステム

1.列車走行音収録 正常な走行音を機械学習 2.解析・異常音検知 3.通知 通常と異なる音を検知すると直ちに関係箇所へ通知。運行可否の判断
1.列車走行音収録 正常な走行音を機械学習 2.解析・異常音検知 3.通知 通常と異なる音を検知すると直ちに関係箇所へ通知。運行可否の判断

検証初期パッケージ

特徴 1

初期導入検証における導入ハードルを考慮した簡易検証パッケージ。まずは、費用を低減し、社内承認に向けた報告資料の作成が可能。

特徴 2

ご購入後、お客様側で設置・設定いただくだけで、最短約1日で学習データ収集・AIモデル自動構築・検知をお試しいただくことが可能。

まずはお手軽なステップでの導入・検証が可能

STEP 1

付属のマイク・PC設置

STEP 2

画面にて各種設定

STEP 3

正常音学習モデル生成

STEP 4

検知開始

1.収集したい設備 工場・車両 2.非接触設置 3.異音検知 アラーム通知 画面通知
1.収集したい設備 工場・車両 2.非接触設置 3.異音検知 アラーム通知 画面通知
付属品

1.取扱説明書・マイク設置手順書
2.IoTone®搭載PC
3.マイク

定価198,000円

(※ AI搭載機器・マイク込み)

※1通知方法を「音通知」とする場合はスピーカーを、「画面通知」とするためにはモニターをご準備ください。

※2設定はすべてUIにて、入力・選択いただくことになります。一時的にモニター・キーボード・マウスをご準備・接続願います。

問い合わせはこちら

まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら